リフレッシュ休暇とはどんなものか

リフレッシュ休暇というのは、勤続年数が長くなってきた社員に対して与えられる特別な休暇のことである。法定休暇ではないために、導入するかどうかは各企業の判断に任されている。

現状では、およそ一割ほどの企業がこの制度を導入している。

勤続年数が十年や二十年と長くなってきた際に、リフレッシュをしてまた仕事に励んでもらおうという制度主旨であるために、初年度から使えることはまずない。どの程度休むことができるかは企業によって違うが、一般的には数日である。しかし、福利厚生に力を入れている大手企業の中には、さらに長い休みを与えているところもある。数ヶ月の休暇を認めているケースも、数は少ないが確かに存在しているのだ。

リフレッシュ休暇は基本的には有給休暇となり、休んでいる間も給料はもらうことができる。

ただ、この点に関してもそれぞれの企業の判断に任せられている。およそ一割程度の企業が無給休暇としているというデータもある。会社を選択する際には、具体的にどのようなシステムになっているのかしっかりと確認をしておく必要があるだろう。会社によっては、同じ名前の休暇制度でもその内実が大幅に違っているケースはあるからだ。大手企業になればなるほど、福利厚生には力を入れている可能性が高くなる。一部上場企業は社会からの視線に常に晒されているので、社員を大事にしているかも厳しくチェックされているのだ。福利厚生が中途半端なら会社としても信用がされなくなるので、大手ほど働きやすい環境が整っていると考えてもあながち間違いではない。